11月27日に愛知建築士会青年委員会が主催した『歴史的建造物の調査と再生プロジェクト』講習会をオンラインにて聴講しました。歴史的建造物の保存再生などの活動に精力的に取り組まれている渡邉 義孝 氏が講師に立たれ、歴史的建造物の保存にまつわる興味深いお話をしていただきました。
　地震・津波などにより被災し解体撤去を余儀なるされる土蔵など歴史的建造物を調査し【記録と記憶】だけでも保存をしようという取り組み、空家となり朽ちつつある歴史的建造物を再生し活用することで未来に残こす取り組み、壊されようとする歴史的建造物の価値を顕かにし未来に残すべき建物であると地域や行政に働きかける取り組みなど、多くの事例を挙げながら分かりやすく熱心にご紹介いただきました。
　どうしてもマイナス要素ばかりが目立ってしまう【空家】について良い点を見出し、それを活かす工夫、伝える工夫、やり抜く情熱を持って取り組まれている姿勢に感心しました。

代表取締役／一級建築士
今泉善教